丸の内ギャラリーでは9月28日から10月30日の会期でAlberto Giacometti「Drawings from the private collection」展を開催いたします。
人間の実存を暗示したかのような細長い彫刻で知られるアルベルト・ジャコメッティはその作品の特異さ、後世への影響力、そして深遠な精神性から20世紀美術に圧倒的な個性をもって屹立する巨人です。”見えているままを描く(創る)”ことを生涯をかけて挑んだジャコメッティの作品数は決して多くありません。彼の創作行為は単に絵を描いたり、像を創ることにあるのではなくその制作を通じて真実へ至る為のプロセスであり、作品の完成は何ら重要視しておらず、描かれた作品はその場から廃棄されていったようです。
今回の展覧会ではジャコメッティの希少な肉筆素描作品を約10点展示致します。
ぜひ本展覧会にて、彼の魅力に触れて頂けると幸いです。
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