2007年11月15日(木)〜　2007年12月7日(金)
ジャク･ クルトゥジョア展

ジャク･クルトゥジョアは1949年ザイール生まれ、写真を素材とし、異常なまでに細部のディテールに拘ったコラージュを幾重にもほどこしたミニアチュールを主体とした作品を制作しております。
クルトゥジョアの作品はどれもが死と生々しいエロティックなイメージで貫かれ、見るものを現実と夢との境界へ運び込みます。その作品の断片だけを見ると異様、かつ奇怪な印象を受けるかも知れません。しかしそれらは中世のメメントモリの精神を現代に引き継ぐ伝統的なフランドル絵画の系譜を踏襲しており、ボスやブリューゲルらの作家達と共通する崇高さを保っています。